キャリアアップに繋がりにくい!対策は?

大手以外は期間工から正社員になれるチャンスが少ない

期間工は、工場の規模や生産量によりますが、一般的に正社員と比べて大人数の募集が行われるため、工場の勤務経験に関わらず採用されやすいという特徴があります。一方で、大手の工場を除き期間工から正社員になれるチャンスは少なく、ほとんどの人は契約期間の満了後に新たな仕事を探さなければなりません。また、年齢が若い人や上司や周りの同僚から高く評価されている人は社員登用の対象者に選ばれやすいものの、人員配置の都合により実際に正社員になれるまでに長い年月が掛かってしまうこともあります。そのため、期間工の経験を無駄にしたくない人は、なるべく長い期間の雇用契約を結べるところや、新しい職場で通用するスキルを習得できるところを職場に選ぶと良いでしょう。

全てのスタッフの業務研修に力を入れている工場を探そう

期間工は正社員と比較した場合にキャリアアップを図るのが難しいことで知られており、雇用期間の短さや将来性などの理由で期間工の求人を敬遠する人も珍しくありません。こうした問題に対処するには、求職中に全てのスタッフを対象とした業務研修に力を入れている工場を見つけることが重要です。例えば、スタッフ数がそれほど多くなく、アットホームな雰囲気の工場においては、雇用形態に関わらず新人に丁寧な指導を行ったり、勉強会や講習会などの機会を設けたりしているところもあります。また、期間工の採用に積極的な工場を中心に、業務研修の内容や期間について求職者側に公開をしているところも増えているため、じっくりと気になる工場の特徴を調べておきましょう。

期間工の募集は、おおむね一年中おこなわれていますが、大量に募集されるのは、年度変わりと契約満了の時期にあたる9月ごろです。そのため、春と秋が採用されやすい時期といえます。